ベトナム人求職者は、 こぞって外国企業を希望している

外国企業に魅力を感じるベトナム人求職者が増えています。労働環境の良さ・給料・報酬がその理由です。

千葉県の技能実習生経験者が年々増えていることやみんなの日本語を勉強している人も増えており、昨年の10倍のベトナム人求職者が、積極的に外国企業の仕事を探しているのです。

この外国企業を希望する求職者の増加については、ヘッドハンティング企業のキャリアリンクベトナム(外部リンク)が最近発表を行いました。

重要顧客営業マネージャー、アイン氏はその理由について、外国企業の魅力的な労働環境・給料・ボーナス・その他報酬が理由であるとしています。

人的資源の劇的な変化に関して言えば、テクノロジー部門で新たな雇用の見通し、役職、職務が生み出され、既存の従業者だけでなく、新たな求職者にも特定の技術・知識や、マルチタスク能力が求められていると話します。

ただ、テック系の労働環境でそういったマルチタスク能力を持ち合わせているベトナム人従業者の割合はいまだに低いままであると、アイン氏は言います。

キャリアリンクベトナムの従業員幸福指数調査によると、求職者がその職場を選ぶかどうか、あるいはその職場への忠誠を示すかどうかの最終的な判断材料は、収入や職種だけではないようです。役職や、給料、企業価値、社風、そして同僚のコミュニティなどもその要素となるとしています。

「幹部職」や「専門職」などの職種では昇給率やボーナスも高く、ジョブストリートが最近行った調査では、企業の10%は昨年と同様の求人率を維持する計画ですが、半数の企業は求人の拡大に熱心なようです。

キャリアリンクベトナムのヒエンGM(ゼネラルマネージャー)は、今年の求人カテゴリーの上位は卸小売部門・コミュニケーションマーケティング部門・情報テクノロジー部門の3つが占めていると述べています。

統計局によると、今年上半期でベトナムが受けた海外直接投資の額は、昨年の同時期から4.4%減の推定162億(約1兆7,900億円)ドルとされています。